クロス・オーバー・トーク 〜インディ4の行方〜



インディ・ジョーンズ(以下I):倒産!いえ、父さん、大変です。ダラボンが書いたインディ4 の脚本にルーカ
                 スがダメ出しをしました!

ヘンリー・ジョーンズ(以下H):何と!またか、それは困った事になったな、ジュニア。

I:ジュニアはやめて下さい。どうします?今年にはクランク・インできるはずだったのに。今度は別の人が
 書くとか言ってますよ。いっそルーカスかスピルバーグが書けばいいのに・・

H:しかし、ジュニア。ルーカスはSWの準備で忙しいんだろう。

I:だからジュニアは止めてください。SW・・・ああ、ファルコン号が懐かしいな・・・って、これ以上撮影が延
 びたら大変ですよ、アクションシーンとか。父さんもういい年なんだから。

H:人を年寄り扱いしないでほしいね、ジュニア。『リーグ〈以下略〉』を観たろ?私はまだまだ大丈夫さ。
  私よりもお前の方が心配だろう?

I:何度言ったらわかるんです!ジュニアは止めてって言ってるでしょう!!

トム・ソーヤー(以下T):ちょっと待った!!オッサン、アランになにするんだよ。(銃を抜く)

I:・・・?父さん、だ、誰です?コイツは・・・ハッ!まさか、どこかでこしらえた私の弟なんて・・!!??

H:馬鹿モン!!ある件で一緒に仕事をした仲間だ。

K.C.(以下K):フリーズ!!そこの金髪チビ野郎(185cm)! ロス市警だ!銃を下ろせ!・・大丈夫?ジョー

H:ジュニア、誰だ?この青年は。・・・ハッ!ま、まさかお前、いつまでも結婚しないでフラフラしてるのは・・・・
 インディアナ、頼むから孫の顔くらいは見せておくれ。

I:そこはシリアスになる所じゃないでしょう!!彼はある事件でパートナーを務めてたんですよ。

T:おい!、色白モヤシっ子(191cm)!僕だってな、アメリカの秘密諜報員なんだぞ!

K:え!?諜報員?え、FBIか?それともC IAか?

T:ど、ドコって・・・えーっと、え、MI6!!

H:ソーヤー、違う違う、それはイギリスの諜報部だ。私が昔いたところだよ。とにかく、向こうは(正規の)警官
  で、息子の友達らしい。どうか双方ともその物騒な物を下ろしてくれんか?

K:・・・(小声で)ねぇ、ジョー、えむあいしっくす って何?どんな諜報部?コッチでいうドコ?

I:何だ、そんな事も知らないのか?アレだよ、007の所属してる部署だ。

K:ああ!アソコかあ。へえー。・・・あそこに所属してれば女に不便はしないってのはホントかな?

I:だ、そうですよ、父さん。

H:ん?ああ、もちろん。毎回毎回色んな美女とな・・・って、何を言わすんだ。ジュニア!

I:ジュニアは止めて下さいってば。そんな事言って、だいぶ浮名を流したらしいじゃないですか。毎回毎回共
 演した女性と・・・いてっ!

H:父さんをからかうもんじゃないよ。お前だって毎回毎回・・・・

T:へぇ、アランって結構スミに置けないんだね。そういや奥さんが2人いたとか、恋人がたくさんいたって言っ
 てたね。

H:・・・・・(余計な事は覚えてるんだな)

K:ジョーも結構遊んでるんだね。

I:女に関してはお前にどうのと言われる筋合いはないぞ!

K:ルビーに言っちゃおうかな・・・

I:そんな事してみろ、お前の机には『カーマスートラ』が入ってるとみんなに言いふらしてやる。それより、K.C.
 チーズバーガーを買って来い。いつものヤツを。・・じゃあ、話を戻しますよ。

H:ソーヤー、ホラ、そろそろお茶の時間だ。先に行って私は遅れると伝えてくれ。・・ああ、撮影の遅れのこと
  だな。残念だが、良い作品を望むのなら、あの2人(監督&製作)に任せるしかないと思うよ。

I:しかし、2005年はインディ4にSWep3とルーカス祭りだ!!と2003年の内から喜んでたこの管理人はぬ
 か喜びになってしまいますよ。・・・まあ、この際管理人はどうでもいいけれど。

H:それはそうだが、よく考えてご覧、ジュニア。マジメな話、我々の年を考えると私たち2人が演じるインディ・
  ジョーンズはこれで最後だろう。4の後キャストを変えて続けるのかどうか知らないがね。だから、スタッフ、
  キャスト両方とも納得できる作品にしたいじゃないか。

I:・・・そうですね。確かに、そうだ。・・・でもジュニアはやめて下さい。と、言うかワザとでしょう?

H:しかし、お前はヘンリー・ジョーンズ・ジュニアだから。私にとってはいつでも、お前がいくつになってもジュ
  ニアだよ。

I:・・・ズルイですよ。最後に、そういう風に・・マジメにしめるなんて・・・

H:伊達に年は食っておらんよ。<ウインク>



                                              おわり


あとがき
 ははははは・・・ジョークですよ。この日、ルーカスがダラボンの脚本にダメ出しくらった、というニュースを聞いて、そのまま勢いで書いたものです。半分は自分を納得させる為ですわ(笑) ホントにルーカス祭りじゃ!!と楽しんでましたもの。
 後は、こういうクロスオーバーって好きだし、たまたまインディ親子を演じてる俳優のほかの出演作品がハマリもの(リーグ、ハリ的)だったので。今回こちらに移すにあたり加筆しました。