先行上映に行く前に、予告を何度も映画館で見ました。それで、ミナス・ティリスが映ってたりしてたのですが、それだけで涙がでちゃったりしましたね。これが、ボロミアの守りたかったミナス・ティリス。帰りたかっただろうなあ、でも・・・と考えるとどうも感傷的に。 先行上映に行くと決まったら、もうこの予告もテレビのCMもサイトのファンフィクすらシャットアウト!!ネタバレに細心の注意をはらいつつ、雑誌すら見るのもガマンしてました。まあ、そんな心意気です。ちなみに、先行上映チケットは一番乗りでゲットしましたよ!
で、いざ!鑑賞!!(原作未読) | どこから話せばいいでしょう・・・さっき観て来たばっかなんですが・・・とりあえず、総評から。つっても、良いものは良いとしか言えませんよ。次はどうなる?彼らはどうなる?とどきどきしながらの3時間半でした。前半〜中盤ですでに涙が出尽くしたのでしょうか?終わりの方は割と落ち着いて観る事ができたかも。 やっぱ私のハイライトは執政家でした。・・・TTTのSEEで観たデネソールと今回の違いにビックリ!!なんか都の人たちが黒っぽい服ばかり着てるなあ、と思ったら、案の定喪に臥してたんでしょうね。デネソールの狂気じみた言動や振る舞い。まさかああなるなんて思ってもいませんでした。そしてファラミアも・・・ボロミアの代わりに私が死んでいれば(兄上、ではなく、ボロミア、と名前で呼んでくれた事にちょっとドッキリ☆)・・・だなんて・・・その問いにそうだと答えるデネソールもまた・・・・。あの辺りは涙無くしては観れませんでしたよ。圧倒的劣勢なのに向かって行くファラミアに、死なないとはわかっていても涙してしまいました。 そしてあの火をつけるシーンも。ああいう行いを正してくれる忠義ある部下はいないのでしょうか?ああ、でも、最期はファラミアをピピンからかばってたんでしょうか? 所々で渇を入れるガンダルフも素敵でした。と、いうか強いですね!!ミスランディア!!前からガンダルフはホビッツに(特にメリピピ)厳しいなあ、とか思ってたら、そうでもなかった。今回ガンダルフ&ピピンのシーンは好きです。と、いうかメリピピ良い感じですね!今回。ピピンの着てる服や鎧はボロミアかファラミアが小さい頃着ていた服なんですって!?いいなー!ソレ!きっとボロミアが守ってくれてたんですよ。ううっボロミア〜 で、その後の展開。意外とゴルン一行の出番が少なかったような気が。その分存在感も前ほどではなかったような気がします。インタビューで出番をたくさん削られたと言ってましたしね。その分ホビッツの出番が多くて嬉しかったような。エオウィンも大活躍でしたねー。でもエオメルの出番が少なげですよ?原作ではどうなっているかわかりませんが、もうちょっと出番増やしてもよかったのに・・・ 一晩明けて(8日)―― そうか・・・ゴルン達の存在感がイマイチ薄かったのは、その前に出てきたセオデン率いるローハン軍の印象が強かったんですね!!カッコよかったですもの。セオデンもロヒアリムも。オーク達に突っ込む騎馬のシーンなんて、ブルっちゃいましたよ!!騎馬って、この突撃の威力が特徴ですもの。(この騎馬を上手く使ったというのでハンニバルも数々の勝利を挙げたんですよ。)戦の勝敗を分ける、と言っても過言ではないのですよ、騎馬の力って。ビバ!ロヒアリム!! で、指輪捨てた後、和やかなシーンが沢山。でも、戴冠式の時といい、ファラエオが微笑んでいるシーンといい、とにかくそういうシーンでは、『嗚呼!!ここにボロミアがいればなあ・・・』と嬉しいシーンのはずなのに哀しい気持ちになってしまいました。ボロミア、この光景を観たかっただろうなあ、・・・(泣) 今回はとにかく、泣かされっぱなしでした。色んな箇所で。特に戦闘シーンとか執政家がらみのシーンや、別れのシーンなんかも。 で、最期のEDロール、各キャラの顔が出てきましたよね!!で、最後にボロミアも!!よっしゃー!!と密かに拳を握り締めていたら、後ろの席でも何か喜んでる気配がして嬉しかったりして。それと、ボロミアが討たれるシーンがありましたが、あれだけで泣きました。これならSEE上映を観てたらきっと号泣してんじゃないかしら?私。う〜!!観たいよーーー!!SEE!!3部作SEE一挙上映なんてイベントがこれから開かれるのを期待してます。 以上、さっき観てきばっかの私のRotK感想でした!落ち着いたらまた増やすかもしれません。あと2,3回は観に行こうと思っていますので。 そうそう、私の観に行ったシネコン、王の帰還が上映されるに当たって、『旅の仲間』の巨大ポスターが飾られてるんですよ!!その下にRotK用の主要キャラが個々に描かれたポスターが。もちろん!小さいけれどボロミアもいます!!よかったーー!つか、嬉しかったですよ〜!!でも振り返って見れば、フェローシップで亡くなったのはボロミア一人なんですね・・・ ・・・え?サムフロ?ああ、全編に渡って愛憎劇を繰り返してましたね、この2人。しかし、実は、まだTTT感想アップしてませんが、ファラミアに対して、いかにもその現場を見ていたかのようにボロミアを語る庭師がどうしても・・・・!!TTT・SEEをDVDで観た時は『違うもん!!殺そうとなんてしてないもん!!あの後すぐに正気になったじゃない!!事情も知らないのにそんな言い方しないでよ!!メリピピを守る為に立派にしんだじゃないのさ!』とか何とか、涙目になりながらTVに向かって訴えてた(笑・マジ)んですよ。 それ以降、でも何とか好きになってみよう、とファンフィクで出してみたり、ヨイショするような記述(馳夫さんの秘密)をしてみたり努力をしていました。まあ、少しは緩和されてたりして。フロドは、『決して癒されない傷がある』というセリフが印象的でしたねー。(ぶっちゃけカップリングとしてのサムフロはどうでもいいので) で、2回目鑑賞です。今回は原作も読んでしまってでの感想です。 やはり1発目に泣いたのはガンダルフとピピンがミナス・ティリスに着いた時でしょうか。あの都を見たらやはり泣かずにはいられませんでした・・・ 何かにつけてもボロミアなんですよ。白い都を見ては『ここがボロミアの守りたかった場所、人達なんだなあ・・・』、戦闘シーンに入り、ゴンドールが攻められていれば、『ああ、もしこれをボロミアが見ていたらさぞ悲しんだろうなあ・・・』、デネソール&ファラミアのシーンも、『ああ、この光景見たら・・・どんな反応するんだろう・・』とか。デネソールが割れた角笛を持って悲しみに打ちひしがれている所も、やっぱりボロミアが死んで大分かなりショック受けてんだろうなあ・・・としみじみしてしまいました。ファラミアの涙をこらえていそうな言い回しや態度もそう。ああまで言われてもやっぱり命令どおりに言っちゃうのね・・・やっぱりお父さんのこと好きなのね、と。デネソールが燃えてしまう前、かすかに見えたと思うんですよ。意識があるかどうかはわかりませんが。それでやっぱり火葬のシーン。ピピンからファラミアをかばう様な振る舞いをしてたデネソールにもやっぱり涙。 でもなー、あのシーンよく見たら、ガンダルフが馬を使って突き倒したから燃えてしまったように見えてしまいます。自分で火をつけて欲しかった。何でああしたんでしょうね・・・しかもわざわざ狭間で身投げなんて・・これは原作のままの方が良かったんですけどねー。 原作といえば、ピピンの『ここは近すぎます・・・』というセリフも入れて欲しかったーー!!だって、夜に赤々と燃える火山を見て、のんびりしてるんですもの、映画版は。こう、もっと緊迫した感じを出して欲しかったです。こんな酷い状態が続いていたんだ!って。 そして、もう一つ。映画ではゴンドールとローハン(デネソールとセオデン)が仲悪さげに描かれていましたよね。こっちのピンチの時に助けに来なかったものを助けに行くのか?(セオデン)とか、セオデンが自分(デネソール)をたばかったとかゴルンと共謀して云々・・とか。これは・・・なぜ?あのノロシのシーンを入れたかったからでしょうかね?確かにノロシのシーンは感動的です。希望の光とか何とか暗示も込められている事でしょうし。・・・原作に無いシーンを入れるよかはあのカットされたエオメルのセオデン(エオウィン?)を抱いて泣き叫ぶシーンを入れて欲しかったなー・・・ さて、ここでサムフロについても思ったことが。と、いうか何でフロドは西に旅立って行ってしまったんだろう、と。と、いうか不死の国に有限の命を持った者が行けば、不死になれたりする・・・わけでもないですよね?指輪事典見たのですが、そこまで詳しく載っていなくて・・・どうして不死の国に行ったのかしら?。そこならシャイアよりは癒される、のでしょうか。 それはひとまず置いといて、今回思ったのは、その一つの指輪の力とそれが人の及ぼす影響力について。あんなに指輪を捨てる為に色んな目にあって今の今までがんばってきて、ようやく捨てようとしたその時にですら、フロドは指輪の誘惑に負けてましたよね。イシルディアと同じ。ただ、フロドの場合、そこに友人がいたのと、同じく指輪に魅了されていたゴラムがいた。ゴラムがいたおかげで結果的には指輪は火口に落ちてしまった。そして、これは映画版の話ですが、ビルボがもう一度指輪が見たい、あれを手にしたい、と言ってましたよね。フロドにゴラムにビルボ、そして一時的に指輪を持っていただけのサムに起こったあの変化を見てたら、この一つの指輪の力というのは想像しがたいほどのものなんだなあ、と思ってしまいました。・・・これなら情緒不安定なボロたんが誘惑されても仕方ないなあ・・・。 そして、キャラについて。個人的に言うのであれば、ボロミアは映画化にあたって、恩恵を受けている1人かと。第1部のクライマックスにその死別のシーンが使われましたし、原作には無いシーンも(ロリアンとか。ロリアンといえば、ここでのボロミアのセリフに『とっくに潰えた望みだ・・』というのがありましたが、あれは似たようなセリフを原作のTTTでファラミアが言ってましたね)ありましたし、TTTでも親子三人が揃うシーンがあったり。もう、脚本サマサマです♪ 腐女子のツボを突く様なシーンばっか!! 逆に、原作よりも映画版のアラゴルンがイマイチだったかもです。映画版はどうも、『自分に自信のない人間』の様に見えてしまいます。どこか煮え切らない。 ボロミアが死ぬ時に言った、『われらの民を滅亡から救う』という言葉には『王になる』という事を含んでいたのでしょうか?それともあれはボロミアを安心させる為のその場しのぎだったのでしょうか?そうでないと思いたいのですが、その後のゴルンはどうも、イマイチ決心していない感じが伺えまして、ボロミアスキーな私はそれが不満でした。RotKで、エルロンドから剣を受け取った時、『私は自分に希望を云々』ってのはアレどういう意味なんでしょうね? で、もう1人原作と映画ではイメージが変わってしまうのが、サムです。原作版の方が断然好き。 あるサイトさんで、Sアスティンのサムは攻撃的だ、と言ってるのを読んだ事がありまして、ああ、なるほどな、と思いました。原作から受けるサムのイメージってもっと、こう、純朴というか素朴というか牧歌的な感じがするのですよ。映画は攻撃的にも見えますし、もっと高尚な感じもします。 原作のモルドールでのサムを読んでると、その健気さに「がんばれ」と声かけたくなります。 さて、グチはこの辺で。その他の事を。 緑竜館でカボチャを運んでいたホビット、デアゴルに似てませんでした? そういえばニムロスの木は枯れたまんまでしたっけ?戴冠式のとき、あそこにありましたっけ?ベレゴンドとおぼしきゴンドリアンはドコにいたのかしら? ミナス・ティリスが襲われた時、赤ん坊を抱きかかえた女性が出てきたのですが、あの金髪の赤ん坊が無事に生き延びていていればいいなあ。 |