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1.locker room(ロッカールーム) ヴィゴ・モーテンセンがトレーラーで着替えをしていると、そこへ共演者のショーン・ビーンがやって来た。 「お早う、ヴィゴ。」 「お早う、ショーン。どうした?」 「いやね、君の撮ったスナップ写真が増えたのかなあ、と思って。」 「ああ、ちょこちょこ増やしてるよ。ドウゾ。」 「はー、・・・いつ見ても面白いな。これは、もう、ひとつの作品だね。」 ひとつひとつの写真を眺め、感心したように呟く。 「写真を貼り付けただけさ。アンタだって学生の頃、自分のロッカーに写真のひとつやふたつ、貼らなかったか?」 ショーンは学生時代のロッカールームを思い出して、苦笑する。 グループの溜まり場、ケンカの場所、サボる為の逃げ場所。お世辞にも綺麗とは言えないロッカールームに、デコボコに凹んだロッカーの数々。その中には写真どころか、あんな物やこんな物が詰め込まれ、誰もいない時には・・・・・ 「ショーン?」 「いや、何でもないよ。ロッカーね、まあ、色々あったな。」 「?」 |
2.sanctify(聖別する、清める) なんて自分は浅ましい。 あなたを見て、私は何を考えてるのか。決して言えない、言ってはいけない。 私は、こんなにもあさましいのだ。 それでも、あなたが向けるその笑顔は温かい。私の心を清めてくれる、そんな錯覚を与えてくれる。その笑顔に、救われる。 まるで麻薬のような心地良さに、今日も私は溺れていく。溺れていく事を知りながら、それでもそれを求めながら。 ああ、私はあさましい。 |
3.gang(ギャング) ふうー。 ショーンは深いため息をつく。彼の前には、トランクのあたりがボコボコに凹んでいる自分の車が、見るも無残に佇んでいる。その更に後ろには、やはり壊れた柵やタイヤの跡がついた庭の一部。 悪気が無いのはわかっている。本当に申し訳無さそうにあやまるホビット×2の姿が目に浮かんだ。 『ゴメン!本ッ当にごめんなさい!!車の修理代は出すし、庭を直すのも手伝うから!!・・・』 そう、2人のリトル・ギャングは約束した。 まあ、彼らもそう言ってることだし、いいか。 そう言って、彼らが仕掛けたもう一つのワナ(in トランク)には気づかずに、ショーンは家へと入っていった。 |
4.wolf(狼、女たらし) 「ショーン、起きてよ、明日も撮影なんだろ?おーい!ビーン・ボーイ?」 どうやら潰れてしまったらしい。とあるパブでスタッフや共演者達と飲んでいたのだが、日ごろの疲れもあったのだろうか、ヘリコプターに疲れたのか、雪山登山でつかれたのか、ショーンは頬を真っ赤に染め、すっかり寝込んでしまった。他にも酔いつぶれたのが数名。 そして、オーランドがショーンを家まで送ることとなった。 翌日、ショーンはズキズキとする頭を抱え、目を覚ます。何やらすべすべした物が当たるなあ、と思ってブランケットをめくると、何と! 見慣れた黒い髪と眼の麗しのエルフが側にいた。上半身は裸で下はボクサーブリーフを履いている。 ふと気がつくと、自分も上半身裸でトランクスのみの格好だ。 「??????!!!!!・・・・ わ、私は一体何を?どうしてオーランドが・・・?」 可哀相な位狼狽する強面ブロンド英国人俳優。それには知らん振りでスースーと安らかな、幸せそうなオーランド。 ・・・・送り狼には気をつけて。 |
5.number(数、数字) 大きなプロペラが轟音を発しながらヘリコプターが空を滑る。 その音がまるで悪魔の囁く死の言葉でもあるかの様に、その外側には目にするだけで魂を奪われる恐ろしい光景が広がっているかの様に、金色の長髪に深緑の衣装に身を包んでいる青年の膝に顔をうずめ、耳を塞ぎ、震えている強面セクシー英国人俳優。 「えーと、今の高度は約400メートル・・・ワーオ、町があんなに小さく見える。ねぇ、ビーンボーイ、とっても綺麗な景色だよ、ちょっとでいいから見てご覧ってば。」 片手を彼の肩に置き、もう片方の手でカツラをかぶった頭をよしよし と、まるで子供をあやす様に撫でている。 「おっと、高度500メートル。」 「オーリ、頼む!逐一数字を言わないでくれ!!」 |
6.innocence(純真、清浄、無罪) 「笑顔、声、スタイル。」 「サッカー、父親、チョコレート。」 「天然、半ズボン、金髪。」 「純真、ガーデニング、緑色の目。」 「英国人、シャープ隊長、左目の傷。」 「セクシー、バツ3、ノーザン。」 「優しさ、舞台役者、ヌード。」 「紅茶、シェフィールド、タトゥー。」 「やあ、お早う。何だ、皆して何話しているんだい?」 ショーンが休憩室に入ると共演者達がひとつテーブルを囲んで額を寄せて何やら話し合っている。彼らは当の本人を見上げ、 『お早う!ビーン・ボーイ!!』 元気に声を合わせた。 |
7.glory(栄光、名誉) -では、貴方は賞を獲る事とか、役者としての名誉や栄光には興味がないのですか? 「まあ、全く無いと言えばウソになるけど・・・それよりも、素晴らしい作品に出会って、素晴らしい仲間たちと巡り合い、共に仕事をする。そして、舞台でも映画でも観る人を楽しませたり感動させたりできる事。それが何よりの楽しみであり、役者としての醍醐味だと思っている。」 -一度知ると、止められない? 「ああ、そうだね。一言では言い尽くせない。何年経っても飽きる事が無いし、毎回新しい発見がある。・・・だから役者は止められない。」 -その答えを聞いて多くの女性が喜びますわ。・・・私もその1人ですのよ。Mr.ビーン。 「!・・・あ、その、ドウモ・・・・」 |
8.switch(スイッチ、鞭) 毎回毎回驚かされる。普段のアンタと、セットに入り、フィルムが回り始めた瞬間にその役に入り込むアンタと。そのギャップに。 まるで電気のスイッチでも入れるかのように容易く変わるアンタを、役者としても尊敬するよ。 「ん?どうした、ヴィゴ。さっきからボーっとして。」 「いや、何でもない。」 もちろん、普段のアンタも十二分に魅力的だけどね。 「そうだ、ショーン、脚本のここの部分なんだが・・・」 そうして2人はチェアーに座ると脚本に向かって相談を始めた。ここでは良く見られる光景である。 |
9.vesper(晩の祈り、vを大文字にすると宵の明星) 大海原の水平線に、溢れるほどのオレンジ色を放って太陽が地平線の彼方へと沈んでいく。光の反射で空が所々七色に染まって、はるか上空では夜の帳がゆっくりと降りてくる。 美しい。 この光景を、君たちにも見せたいよ。 いつかきっと、一緒に見に来ようね。 遥か遠くの故郷で父親の帰りを待つ子供たちに、今日も静かに祈りを捧げる。 愛する娘たち。パパはいつも祈っているよ、お前たちの幸せを。 |
10.knife(ナイフ) ずらりと並んだ武器の数々。剣に弓に斧にナイフ、槍、棍棒、モーニングスター・・・・ どれもこれも見事な細工が施され、まるで本の中から抜け出したようなリアルさがある。 「うわー、こうして並べると見ごたえがあるねー。」 そう言うとエルフ役の青年が弓を手に取り、弦をピンっと弾く。 「ねえ、ビーン・ボーイ、今まで使った事のあるモノってある?」 「そうだなあ・・・」 そう呟くとホビット用の小ぶりのナイフを手に取る。 「こういうタイプではないけれど、バタフライナイフならカッコつける為に持ってたなあ・・・」 「えっと、ショーン、今まで出演した映画の中でっていう意味なんだけど・・・」 「 !え、あ、ああ、そ、そういう事か。それなら、ええと・・・」 「やっぱバタフライナイフについてもっと詳しく聞かせてよ。一体どんなティーン時代を送ったのさ?」 口をもごもごとさせ、困った様に目を泳がせるショーンであった。 |
前々から○○のお題、というものに憧れてましたが、100なんて、無理、私ムリ。と手を出せないでいたんです。そしたらコチラは10ずついくつかのグループがありまして、10ずつなら無理なくできるかなあ、と思い立ち、チャレンジしてみました。・・・なんで全部RPSなんだろう・・?まあ、いいや。お題が英語だからでしょうか。なんとなーくナマモノの方を連想してしまいました。 ところで、地学をやったことのある皆様。虹や夕焼けを見ながら、人に『スペクトル』と言うのはやめましょう。・・・ふざけて言ったら怒られました。私も自分で言って後悔しました(笑) Oh! Be A Fine Girl Kiss Me!! 1:ショーンはティーンの頃、やんちゃだったらしいじゃないですか。インタビューで10代の頃指輪物語の原作を読んだとか言ってますが、絶対10代間もない頃だと思っています。 2:ノーコメント(笑) 3:ギャングっていったら、ビリーとドムが思い浮かびました(笑) それでTTTのコメンタリーを思い出しまして、このネタを。シャープの宣伝はお詫びの意味も込めてのことでしょう。 4:まずは送り狼、という言葉が思いつき、そこから話を考えました。ショーンは送られ羊さんです☆ 5:ヘリコプターネタです。これは花豆のオイシイネタですよね~♪ 6:ある日の休憩時間、『ショーンBと言えば?』というお題でトークするLORキャスト陣。ドレが誰のコメントでしょうか? 7:勝手に捏造インタビュー。ショーンってあまりこういうモノに興味がなさそうに思えるので。 8:どの時点から役に入るのか。カメラが回った途端かなあ?と。でも自分と全く違う誰かを演じるって、楽しいですよね~ 9:ハイ、お嬢ちゃんネタです。ビーンさん家は宗教どうなってるんでしょうね?食事の前とかお祈りしてるのかしら?日曜に教会行ったりしてるのかしら? 10:いやー、これは1と同じ理由から。 |