※元々は拍手お礼用に書いたものです。ナルチヒ、ミツチヒ及び、オフィシャルであるカミチヒ前提での会話です。 ちなみに、ここでの千尋さんは27歳設定でwパラレルパラレル♪ 千 尋 : 皆さん、こんにちわ。この度は拍手を押して頂き、ありがとうございます。 成歩堂: ありがとうございます! 御 剣 : …感謝する。 成歩堂: って、何でお前がココにいるんだよ。 千 尋 : アラ、いいのよ、なるほどくん。私が呼んだんだから。 成歩堂: ええ!な、何でですか?所長!! 千 尋 : 何で、って言われても・・・ 神乃木: フッ、オトコの嫉妬は見苦しいぜ、まるほどう。 成歩堂: あ、ああー!!アナタは、ゴドー検事!? 神乃木: おいおい、ここでは検事じゃねぇ。弁護士の神乃木荘龍ってコトにしてくれよ。なあ、千尋。 成歩堂&御剣: (ち、千尋!?) 御 剣 : し、しかし、どういう状況なのだろうか?アキラカに色んな設定や時代考証がデタラメではないか… 千 尋 : まあ、パラレル、ってコトらしいわ。 神乃木: そういうコト、らしいぜ、ボーヤ達。しかし、随分強引な顔合わせだな。 ウンメイの女神は思いのほかイタズラ好きってコトか。 千 尋 : 相変わらずですね、センパイ。なるほどくんも大変だったでしょう? 成歩堂: エエ。審理中に何度コーヒーをかぶった事か。 千 尋 : まあ。 御 剣 : 検事局では未だにコーヒーブームが続いている。 千 尋 : 御剣さんは、紅茶の方が好きそうね。 御 剣 : まあ、どちらかというと紅茶の方が好みだな。 成歩堂: …あの、千尋さん。どうして僕が『なるほどくん』で、御剣が『御剣さん』なんですか? 千 尋 : え?だって、なるほどくんは、初めて会った時から『なるほどくん』だし… 成歩堂: ボク、こいつと同い年ですよ。いや、そもそも『なるほど』じゃなくて『なるほどう』だし… 千 尋 : 知ってるわ。でも、人にはそれぞれ呼び方ってモノがあるし。それに、私と御剣さんは同期だし。 神乃木: そうだぜ、まるほどう。下らねぇ質問でコネコちゃんを困らせるんじゃねぇぜ。 …また熱いイッパイをゴチソウしようか? 千 尋 : センパイ、止めて下さい! 成歩堂: ち、千尋さんw 千 尋 : 後片付けが大変なんですから。 成歩堂: ち、ちひろさん… 御 剣 : コーヒーのシミは落としにくいからな。どうせかけるのならお湯、にしてはどうだろうか。 神乃木: ソイツは良い考えだ。 成歩堂: …せめて水って言ってくれよ。 千 尋 : そうだ、久しぶりにチャーリーにお水をあげなくちゃ。 ・・・キャアア!ちゃ、チャーリーが枯れてる…なるほどくん!コレはどういう事!? 成歩堂: え?あ、ヤバ、それは・・・ 御 剣 : 確か、ルミノール試薬をかけたらしいな。 千 尋 : な、なんですって!? 成歩堂: わーっ、バカ、御剣!!この裏切りモノ!! 御 剣 : 私がキミの何を裏切ったというんだ?ウソ偽りは言って無いと思うが。 成歩堂: あ、あの千尋さん、コレは、その、は、春美ちゃんが栄養スプレーと間違って・・・ 千 尋 : はみちゃんのせいにしないっ!!第一、そのテの薬には注意書きがあるでしょう!! 成歩堂: え?注意書き? 神乃木: 『お子様の手の届かない所に置いて下さい。』ってヤツだな。よくある話だ。 成歩堂: で、でも真宵ちゃんも一緒だったし・・・ 御 剣 : フッ。自分の非を認めたらどうだ? 千 尋 : 真宵のせいにしないっ!!あなた、あの2人の保護者でしょう!! 神乃木: 俺はコネコちゃんの保護者だけどな。 成歩堂: ドサクサに紛れて何言ってるんですか!! 御 剣 : ドサクサに紛れて逃げるな、成歩堂。 千 尋 : なるほどくんっ!!ソコに直りなさい!! 《ビシィッ!!》 竹刀を取り出し、壁に打ちつける。 神乃木: おお!ナカナカ勇ましいじゃねぇか。 御 剣 : …ドアの鍵は閉めておいた。思う存分やってくれたまえ。 成歩堂: わ、あ、・・・ 千 尋 : なるほどくんっ!!反省しなさいっっ!! ビシッ ぎゃんっ ガシィッ うぎゃっ バキィッ っぎゃぁーーー!! 御 剣 : …哀れだな。しかし、メイのムチ使いに劣らない程の竹刀サバキ。さすが千尋クンだ。 神乃木: アレにやられると、さすがに痛い。2,3週間は痕が残る。 御 剣 : …アナタも喰らったのか?アレを。 神乃木: フッ。全てはこのカップにたゆたうホロ苦い闇の中、さ。 御 剣 : …思うのだが、もう少し他人に伝わりやすい言い方をしてはどうか? 神乃木: 男には、譲れねぇ事のひとつやふたつ、ココロに秘めているものさ。 御 剣 : 確かに、そうかもしれないな… 成歩堂: コラぁ!!2人でウマい事言ってまとめるなーーー!!っぎゃん!千尋さん、死ぬ、死ぬーー!! 千 尋 : そうなったら、真宵に呼んでもらいなさい! 御 剣 : そんな弁護士、相手にしたくないな。 神乃木: 同感だ。 成歩堂: 神乃木さんは弁護士でしょ!!マハッ!! も、もう、ダメ… ぐふっ。 御 剣 : ム。昇天したか。 神乃木: オイオイ、最期を別会社のRPG風に逝ってもらっちゃあイケねぇな。 《ドバドバドバ》 ゴドー・ブレンド107号が頭から注がれる。 成歩堂: うあっちィーーー!! 御 剣 : 何だ、生きてるではないか。ヨカッタな、成歩堂。 神乃木: 運のいいボウヤだぜ。 千 尋 : …センパイ、カーペットのクリーニング代、払って下さいね。 成歩堂: …こ、このSSの展開に、異議有りッ!!! END |
あとがき 元々、拍手お礼用に書いていたのですが、思いのほか長くなってしまったのでコチラに持ってきました。 いや、何か話が勝手に広がっていくって、こういう事を言うんですね…初めの頃はこのパラレルな状態の訳アリの4人を集めたはいいものの、どう話を展開させていこうか悩みました。が、元のキャラクター付けのしっかりさのおかげです。割とフツーに話が進みました。 ・・・なるほどくんがちょっと可哀相な気もしないではありませんが、成歩堂はいじられキャラだと思っていますので。 もうひとつの悩みポイントは、御剣と千尋さんが互いの事を何と呼ぶか。 逐一逐一綾里弁護士、とか御剣検事、とか役職名をつけるのも不自然に思えたので、千尋の方は『御剣さん』、御剣の方は『千尋クン』としてみました。くん にするか クン にするか迷いましたが、後者に。元々真宵ちゃんやはみちゃんの事もくんづけでしたので、いいかなあ、と。年齢は下ですが、同期ですしね(加えてあの性格ですしね)。 060619 |